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盲導犬と街で出会ったら?

これまで、盲導犬の訓練や、ボランティアについてのことなどをお伝えしてきました。

今回は、最近多くの方から寄せられる「実際に盲導犬に出会ったときに、どうすればいいの?」というご質問にお答えします。

 

◆仕事中の盲導犬を見かけたら

 街で盲導犬を見かけたときに、どう接してよいのか分からにという方もいると思います。大好きな人は犬を触りたいと思ってしまいますが、ハーネスをつけた仕事中の盲導犬は集中しています。体をなでられたりすると、仕事に集中できなくなり安全に歩けなくなってしまいますので触らないでください。同じ理由で食べ物を与えることも厳禁です。

 また、犬に声をかけたり、目をじっと見つめることも、してはいけないことです。犬は人が大好きなので、遊んでもらえると勘違いし、寄ってきてしまう可能性があります。犬が振り向いたりして体の向きが変わると、盲導犬ユーザーは方向が分からなくなってしまうことがあります。犬に触りたい気持ちをぐっと抑えていただき、盲導犬を見かけたときはそっと見守ってください。

 

◆交差点で盲導犬に出会ったら

 犬は信号の色が分かりません。人が判断をして横断歩道を渡っています。信号待ちをしている盲導犬ユーザーと盲導犬を見かけたら、是非信号の色を教えてください。その時は犬ではなく人に声をかけましょう。目の見えない方・見えにくい方が安心して交差点を渡ることができます。

 

◆迷っている様子を見かけたら

 盲導犬ユーザーは頭の中で地図を描いて歩いているので道に迷うこともあります。迷っている様子を見かけたときは、勇気を持って「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかけていただくことがお手伝いの第一歩となります。声をかけることは、緊張してドキドキするかもしれませんが、目の見えない方・見えにくい方にとって周りで見守ってくれている人がいるとわかることは、何よりの安心です。是非、恥ずかしがらずに声をかけてみてください!

 

 盲導犬についてもっと知りたい!と思った方は、各訓練センターで随時開催している見学会に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

公益財団法人 日本盲導犬協会のホームページもご覧ください。

http://www.moudouken.net/knowledge/article.php?id=31

 

 

盲導犬の訓練って?②

『基本訓練』の他に、目の不自由な方々を安全に誘導するために
街中で行う『誘導訓練(タウンウォーク)』というものもあります。
誘導訓練とは、段差や角を止まって教える訓練や障害物を避ける訓練、
駅やエスカレーターでの訓練などがあります。 

すべての訓練を終えると、
次はパートナーを組む目の見えない方見えにくい方との訓練になります。
この訓練を『共同訓練』といい、訓練センターに寝泊りしながら
4週間かけて訓練を行います。
共同訓練では、歩行の訓練はもちろんのこと、
犬を飼うこと自体が初めての方もいますので給餌やグルーミングの仕方など、
犬と生活するために必要なことも学びます。
盲導犬ユーザーにとって、これから8年間盲導犬と歩いていくための心の準備期間ともいえます。

写真:障害物を避ける訓練の様子

盲導犬の訓練って?①

盲導犬になるための訓練は、パピーウォーカーの元から
訓練センターに戻ってきた約1歳からスタートします。
訓練期間は半年から約1年位です。

「盲導犬になるための訓練って厳しいんでしょ?」
と聞かれることがありますが、そんなことはありません。

訓練は決して厳しいものはなく
まずは犬が大好きなおもちゃなどを使い
遊びながら訓練士に興味を向けさせていきます。
そして、犬が「楽しい!」と感じたタイミングで簡単な指示を与えていきます。

シット(座れ)、ダウン(伏せ)、カム(来い)、ウエイト(待て)、
ヒール(左につけ)などの指示語をくり返し、
「できたら褒める」を大切に訓練していきます。
これを『基本訓練』といい、褒めるときには「Good!」と声をかけます。
犬が褒められることが楽しいと感じるようになれば、
おもちゃがなくても人の指示に従うことができるようになります。

厳しい訓練というよりも、毎日コツコツと楽しい作業を通して
盲導犬として大切なことを覚えていくのです。
この『基本訓練』は、訓練中毎日行われ人と犬との信頼関係を築く
盲導犬訓練の基礎ともいえます。  

 

写真:「ヒール(左につけ)」ができ、訓練士に「Good!」と褒められている様子

盲導犬の育成を支えるボランティア

盲導犬の育成は多くのボランティアが関わり、
その愛情のリレーによって支えられています。

生後2カ月~1歳になるまでの約1年間子犬を飼育する「パピーウォーカー」。
各訓練センターにある犬舎の掃除や洗濯、訓練犬たちの
グルーミングなどをしていただく「ケンネルボランティア」。

街頭での募金活動やイベント会場で盲導犬の啓発活動を行う「イベントボランティア」や
PR犬とともに実演デモンストレーションをする「デモンストレーター」。
引退した盲導犬を預かる「引退犬飼育ボランティア」や
盲導犬が外出時に着るマナーコートを作る「縫製ボランティア」など、
ボランティアの内容は多種多様です。
たくさんのボランティアの方々のお陰で、盲導犬の育成は支えられています。
そんな盲導犬の育成にたずさわる素敵なボランティアの皆さんの取り組みを
ホームページにて紹介しています。

「ボランティアlife」
http://www.moudouken.net/modules/tinyd8/index.php?id=69

また、日本盲導犬協会では様々なボランティアを随時募集しています。
ご興味のある方は、各訓練センターまでお気軽にお問い合わせ下さい!

 

写真:ケンネルボランティアによるグルーミングの様子

盲導犬ってどんな犬? ~1歳になるまで~

 

盲導犬候補の子犬たちは生後2カ月~1歳になるまでの約1年間、
パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で愛情に包まれながら育ちます。

生まれてからの1年間は子犬にとって、とても大切な時期。
人間社会で様々な経験をするために、色々な場所に一緒に出かけ
家族の一員として人とともに暮らす経験をします。
この時期にたくさんの経験や出会いをすることは子犬たちの「社会化」につながり、
人間社会でも柔軟かつ適切に対応する力(社会性)を養います。

将来、盲導犬になる為に生まれてきた子犬だからといって
生まれつき特別に優れているわけではありません。
やんちゃでイタズラ大好き、もちろん最初はトイレの場所も分かりません。
パピーウォーカーが根気よく、深い愛情を持って付き合うことにより、
人間と一緒に暮らしていくためのマナーを身に付けていくのです。

パピーウォーカーは、各訓練センターで随時募集しています。
視覚に障がいをお持ちの方に1頭でも多くの盲導犬を届けるため、
子犬を育てるパピーウォーカーとして盲導犬の育成にご協力ください。 

 パピーウォーカーについて、詳しくはこちらから。
http://www.moudouken.net/modules/tinyd8/index.php?id=31

 

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